ご支援・応援いただいている皆さまへ
日頃より、私の政治活動に対しまして、大変温かいご支援・ご協力をいただいておりますことに心からの御礼を申し上げます。
私は、本日(2018年5月7日)午前、民進党に離党届を提出いたしました。すでに午後一番で立憲民主党へ入党を申請致しましたので、お認めいただければ、今後は立憲民主党の一員として、私が2010年の初当選以来、一貫してめざしてきた「つながって、ささえあう社会」の実現に向け、全力で努力を続けてまいります。引き続きのご指導とご鞭撻をどうか宜しくお願い申し上げます。
なお、今回の決断に至った経緯と現時点での私の思いを、以下、お伝えしておきます。長文になりますので、お時間ある時にでもご一読いただければ幸いです。
2018年5月7日
参議院議員 石橋通宏
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昨年秋の解散・総選挙において、民進党が迷走した結果、それまで一緒に戦ってきた衆議院の仲間たちが複数の政党・会派に分断される状況となりました。私自身、党所属国会議員としてそのプロセスと結果には重い責任がありますし、その一連の騒動の中で、立憲民主党の結党やその後の選挙戦に深く関与したことから、総選挙後に、どういう立ち位置で政治活動を続けていくべきか苦慮いたしました。
結果的に、年末に民進党の存続が固まった段階で、多くの参議院の仲間たちや地方議員の皆さんと共に民進党にとどまり、離ればなれになった仲間たちが今一度、一緒に行動できる枠組みを再構築する努力を続けていく道を選択しました。野党第一党であった民進党の分断は、安倍政権を利するだけであって、私たちがめざす「働く者」「生活者」の立場に立った「共生社会」を実現するためには、部分的な結合ではなく、より大きな力の再結集がなんとしても必要だと強く考えたからです。
だからこそ、年初に提案された希望の党との統一会派問題については、私たちがめざすべき大同団結にとってかえってマイナスになるという判断から、反対の立場でした。その思いは今もまったく変わっていませんし、その意味においては、今、こうして民進党を離れる決断をしなければならなくなったことは、正直に言って、大変複雑な思いです。
とりわけ、今は通常国会の真っ最中です。次から次へと顕在化する安倍政権の歪みや失政を追及すると同時に、働き方改革をはじめとする重要法案の審議に臨むべき大変重要な局面にあります。当然ながら、参議院で野党第一党の立場にある民進党の責任は重たいですし、本来であれば、少なくともこの国会が閉じるまでは、その役割をまっとうすることに全てのエネルギーを投入すべきだと思います。私自身、今、離党を選択することは、これまで党内で担ってきた職責を道半ばで放棄する結果となるわけで、この点については心残りですし、これまで支えていただいた皆さん、一緒に戦ってきた仲間たちにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、民進党が本日午後、希望の党と一緒に国民民主党を立ち上げることが決まり、正午までに私たち党所属議員に新党に合流するか否かの判断を迫られた以上、政治家としての決断をしなければなりません。
私は、2010年の初当選から一貫して、社会正義を基礎とした真の積極的平和の実現と、誰もが安心して働き、安心して暮らしていける「共に生きる社会」の実現をめざして活動してきました。そのためには、保守二大政党ではダメなのです。なんとしても、理念的にも政策的にも、自民党の保守政治に明確に対峙しうる、力強くかつ幅広いリベラル政治の確立が必要なのです。立憲主義に基づき、市民とともに、市民の暮らしと雇用の安心・安全のために、草の根からの「まっとうな政治」を創る ーーー 今、この政治局面においてその実現をめざすには、やはり、野党第一党である立憲民主党を中心としたリベラル政治の拡大が必要であり、政権を担いうるビジョンと政策の提示が不可欠です。私は、その新たな挑戦の一翼を担うために、立憲民主党への合流を選択します。
今回、これまで共に戦ってきた参議院の仲間たちと違う道を歩むことになりましたが、同じ目標に向かって歩みを進める仲間である以上、今後も引き続きできる限りの連携・協力をしながら活動していきたいと思っています。民主党時代から民進党まで、これまでご指導いただいた諸先輩方、同僚の皆さん、本部スタッフや地方議員の皆さんに、心から感謝を申し上げます。そう遠くない未来に、再び同じ旗の下で活動する日がやってくることを信じつつ・・・。
なお、私は昨年6月から民進党島根県連の代表を務めて参りましたが、昨日、緊急で招集した県連常任幹事会において代表の辞任を願い出て、ご承認をいただきました。県連の仲間たちや県民の皆さんから期待をかけていただいたにもかかわらず、1年にも満たずにその職を辞する結果となり、本当に申し訳なく思っておりますが、今後も引き続き、島根県内におけるリベラル政治の増進に向けた取り組みに尽力していく決意でおりますので、ご理解と引き続きのご支援をいただければ幸いです。
また、当然のことですが、私が仲間たちと一緒に創り上げてきた「安心労働社会実現法案」、中でもとりわけ「パワハラ規制法案」の実現や、情報通信分野の「教育のICT化推進法案」などについては、立憲民主党へ移っても引き続き、党内で説明を尽くし、ご理解をいただくことも含め、実現に向けた努力を続けて参ります。
以上、今回の決断に至った経緯と、今の私の思いについて申し上げました。今後も、厳しく難しい政治情勢は続いて参りますが、これからも初心を忘れず、常に謙虚に、現場第一主義を貫き、「働く者」「生活者」のための政治に邁進して参りますので、引き続きのご指導とご支援を重ねて宜しくお願い申し上げます。
2018年5月7日
参議院議員 石橋みちひろ