今日は、朝8時から民主党の総務部門会議、9時半から参議院議員総会、そして10時から参議院本会議(2時間半)と立て続け。本会議が終わって事務所に戻り、急ぎコンビニのミニうどんを食べて腹ごしらえして、民主党本部へ。来週月曜日に視察に行く沖縄県の八重山教科書採択地区問題の勉強会に参加して、そのまま東京駅へ向かって新幹線で熱海へ。現地で開催されていた「NTT労組退職者の会・全国交流集会」に参加して、1時間ちょっとの講演を行ってきました。
会場には、全国の都道府県支部協から集まって来られた、約150人の役員の皆さんが。各地で日頃からお世話になっている先輩方です。今日のお題は、「集団的自衛権、雇用法制の緩和、社会保障制度改革、情報通信政策」。ん、まともにお話ししたら3時間でも足りない・・・(苦笑) ということで、結果的に、集団的自衛権の話が中心になってしまいましたが、安倍総理の(全くもって)私的な懇談会が、集団的自衛権を容認すべしという(全く私的な)報告を公表するタイミングなので、参加されていた役員の皆さんには「タイムリーなテーマだった!」と大変好評をいただきました。
私が強調させていただいたのは、「ときの為政者の勝手な憲法解釈の変更で集団的自衛権を是認することは、憲法9条を有名無実化させ、実質的に憲法の三大原則の一つである平和主義を放棄し、立憲主義を否定することであり、それは憲法を失うことに等しい(=だって、本来憲法に縛られるはずの為政者が、これからも勝手に解釈を都合良く変更出来るということですからね)」ということです。
そして、「そのようなときの権力者の暴挙によって、今、日本国民の命を守るために頑張ってくれている自衛隊の若者たちを、再び戦争の惨禍に送り込んで戦死の危険に晒してはいけない」ということも。
本当に今、日本国民が、集団的自衛権を認め、自分たちの子どもや孫を、そして若い世代にとっては自分自身を、自国民を守るためでなく多国民を(他国の軍隊を?)守るために戦場に送ることを良しとするのであれば、それはぜひ、憲法の改正手続きに則って国民的な議論と合意を行い、憲法を改正して集団的自衛権を認めるべきなのです。
「この交流集会から帰ったら、家族や他の会員たちに今日の話を伝えるよ」と多くの参加者の皆さんに言って頂きました。はい、ぜひ宜しくお願いします。何としても、力を合わせて、立憲主義を、法治主義を破壊してしまうような暴挙は止めなくてはいけませんよね!