党大会前の全代議員会議から

党大会に先立つ2月9日の午前中、民主党は全代議員会議を開催して、運動方針案や規約改正案など、大会で決定すべき提案文書の内容について平場で説明し、全体で議論を行いました。

正直なところ、これまでは党大会と言っても、議案を決定するだけの儀式的な色彩が強く、議論らしい議論はほとんどなかったのです(もちろん、大会に至るまでのプロセスで説明や意見集約は行っていますが)。しかし今回は、郡山での2日間にわたる開催だったということと、実行委員長が若手の泉ケンタ衆議院議員で、これまでの慣例にとらわれない企画をしてくれたということで、大会本番前に実にいい全体討論を行うことが出来ました。

発言者は、私が数えたのが正しいとして全部で20人。都道府県連を代表しての発言がほとんどで、中には次期衆議院選挙に向けて公認を得た総支部長の発言もありました。私も全てメモをとって本部答弁も確認していたのですが、大変建設的な、そして今後の党運営にも参考になる質問が多くて、「やっぱりこういう場を持たなきゃダメだよな〜」と実感していました。

発言者の中には、私の先輩でもある宮城県連の内海太県会議員、そして大阪府連の半田實府会議員や中井国芳堺市議会議員もおられました。自治体議員の先輩たち、さすがですね。

さまざまな意見が述べられたのですが、やはり「自民党との対立軸をはっきりと明確に打ち出し、働く者、生活者のための政治を徹底的に追求すべき」というトーンのご意見が多かったように感じました。まったく同感です。いただいたご意見をしっかり受け止めて頑張って行きます!

民主党大会を反転攻勢の契機に!

民主党は、2月8日〜9日の2日間、福島県の郡山市で今年度の党大会を開催し、向こう1年間の運動方針や、来年の統一地方自治体選挙対策に向けた方針、そして「大会宣言(福島宣言)」を満場一致、決定しました。

冒頭、海江田代表は「『福島の再生なくして日本の再生なし』という言葉を、民主党に集う一人ひとりが再度胸に刻んで、東日本大震災の全ての被災地の復旧・復興、原発事故に関わる汚染水や廃炉対策、除染、子どもたちの健康、被災された皆さんの生活再建などの課題を自らのものとしてしっかり確認し、これからも行動し続ける」と、あらためて被災地の復興に向けた民主党全体の決意を確認しました。

そして、「来年の統一地方自治体選挙の勝利なくして民主党再生はない…..安倍政権と厳しく対峙し『いのち、雇用、暮らしを守る』政治を全党員が一丸となって進める」と、働く者、生活者の暮らしを守るための政治を一丸となって追求していくことを宣言しました。

まさに、これから来年の統一選までの1年間は、民主党の再建・再生にとって正念場の1年になると思います。ぜひ、この大会を契機に、全員で反転攻勢をかけていきたいと思います。

参議院予算委員会で質問に立ちました

平成25年度補正予算案は、衆議院での可決後、2月5日〜6日の2日間、参議院予算委員会で審議され、6日夜に行われた参議院本会議で与党の賛成多数により可決、成立しました。

予算委員会では、採決前の最後の「締め括り質疑」で私も質問に立たせて頂いて、片道6分間(往復で約20分)、最後の質問をさせていただきました。インターネット中継で応援いただいた皆さん、ありがとうございました!

私の質問は、主に二つの柱で組み立てました。

  1. 東日本大震災被災地の復興事業、特に福島の復興(含:除染対策、東電福島第一原発廃炉・汚染水対策)を加速化するために必要な人員・人材の計画と、その確保策について
  2. 企業業績の回復を、労働者全体の実質賃金(可処分所得)上昇に確実につなげて、内需拡大とデフレ脱却への好循環を持続的に実現するために政府が主体的に実施すべき施策について(大企業に賃上げを呼びかける以外に)

まず、1点目について。政府は、今回の補正予算、そして来たる本予算でも、被災地の復興事業、特に福島の再生加速化プランに追加の予算を付けているわけですが、全国的にも多額の公共事業費を計上していて、さらにこれから東京オリンピックの関連事業も本格化させようとしています。それだけに今まで以上の人材難が心配されているので、政府が人員計画をきちんと立てて、優先的に人材の確保を行うつもりがあるのかどうか、そのことを問うたわけです。

政府からは、安倍総理はじめ、復興事業の担当大臣から万全の体制をとって対応していく旨、前向きな答弁を記録に残すことができましたが、一方で、(1)復興事業の入札不調はまだ解消されていないこと、(2)事前に人員計画を立てて対応しているというよりは、問題が起こった時の事後対応になってしまっていることも明らかになり、懸念が完全に払拭されたわけではありません。

今後も、しっかりと復興の進捗を確認していきたいと思います。

そして2点目については、もう皆さんもご推察の通りの中身です。政府は、今国会を「好循環実現国会」と銘打っていて、本補正予算案のめざすところも、最終的には企業業績の回復を、労働者の雇用拡大や賃金の上昇につなげることと説明しているわけです。しかし、政府は企業に賃上げを要請する一方で、労働者保護法制の規制緩和を進めようとしています。「これでは決して労働者全体の実質賃金上昇にはつながらず、好循環など到底、実現出来ない!」と訴えたわけです。

安倍総理は、「非正規の底上げも行っていく」と言いつつ、規制緩和は否定せず、さらに「全ての雇用労働者にすぐに賃上げが行き渡るわけではない」ことも認めた答弁をしました。これはつまり、いわゆる「トリクルダウン(=上の階層の労働者の賃金が上昇すれば、そのおこぼれが次第にその下の階層の労働者にも行き渡っていくこと)」の考え方をとっていることを意味しますが、トリクルダウンがそう上手くはいかないことは、すでにこの15年の日本の歴史が証明しています。

政治が今、とるべき道筋は、「拡大してしまった非正規雇用を縮減していくこと、つまり、労働者保護規制を強化して、その上で企業の法令遵守を高めていくことではないのか?」と安倍総理にぶつけましたが、残念ながら総理には響かなかったようです。

ただ、2月5日に厚労省が発表した勤労者統計では、2013年中も、労働者の実質賃金は低下していることが明らかになっています。一部労働者(=一部の正社員)のボーナスなどは上昇したものの、パートを中心とした非正規雇用の割合が拡大し、その賃金がマイナスだったために、労働者全体の賃金が低下してしまっているのです。

これはまさに、格差が拡大しているということであって、雇用は引き続き不安定化の傾向を緩めていないということです。このままではダメですね。

補正予算はこれで成立しましたが、これから来年度予算案の審議がはじまります。勤労者・生活者の暮らしを守るためにも、これからの審議でしっかりと政府の政策や姿勢の是非を問うていきます!

参議院予算委員会の質問時間が変わりました!

昨日お伝えした通り、今日、2月6日(木曜日)の参議院予算委員会で、採決前の最後の締め括り総括質疑で質問に立ちます。

昨日は午後5時からとお伝えしましたが、今日の予算委員会が早めに進行したため、午後4時過ぎぐらいからの質問になりました。明日の進行次第では、さらにもう少し早まるかも知れません。

NHKでのライブ中継が終了した後の締め括り総括質疑なので、テレビではご覧戴けません。インターネットへアクセスできる方は、ぜひ参議院インターネット審議中継サイトでご覧下さい!

今日の参議院予算委員会でも、冒頭からの民主党議員の質問中、ずっと質問者席の隣に座って介添えをしていたので、TVでも顔をご覧いただけたのではないかと思います。今期は、指定席が質問者席のすぐ後ろなので、他党質問者の時もちらちらと顔が見えるかと。ぜひ応援宜しくお願いします!

NTT労組ファシリティーズ本社分会の皆さんが事務所で意見交換(事務所だより)

NTT労組ファシリティーズ本社分会の16名の皆さんが、参議院議員会館に来訪されて石橋議員と意見交換会を行いました。

今回来られた方々は、残念ながら12月に実施された国会見学に来られなかった方が対象で、今日の勤務終了後、疲れた体に鞭打って、急いで事務所へお越しいただきました。

短い時間でしたが、膝を付け合せて、非常に熱のこもった意見交換が出来ました。

参加いただいた皆さんありがとうございました!是非またお越し下さい。

 

 

活動報告(インターンだより)

インターン淺田です。

午前中、参議院予算委員会を傍聴しました。

今回は籾井NHK会長が参考人招致されており、最近の一連の発言などについて有田議員を中心に籾井会長や安倍総理へ追及が行われました。

普段はなかなか見ることができない、議員さんと近い距離でとても刺激的な体験となりました。

午後は民主党環境部門会議にも参加し、環境省や原子力規制庁からの説明を受け勉強させていただきました。

2月6日(木)参議院予算委員会で質問にたちます!(事務所だより)

明日、石橋議員が参議院予算委員会で質問にたちます。

日時:2月6日(木) 9:00〜18:00 予算委員会(休憩、12−13時)
17:00〜17:20 石橋議員の質問持ち時間20分

※当日の進捗で多少かわることもございます。

<予定質問内容>
予算委員会しめくくりの質疑

委員会での質疑の模様は参議院インターネット審議中継で御覧になれます。↓

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

(※これまでの委員会質疑も、こちらで見ることができます。)

皆さま、応援よろしくお願いします!

 

いよいよ参議院で予算委員会スタート!

今日、衆議院で平成25年度補正予算案の審議が終了し、本会議で賛成多数により可決しました。

民主党は、4月に予定される消費税率の8%への引き上げに備え、特に低所得世帯への影響緩和や、駆け込み需要と反動減の緩和などのために補正予算を組む必要は認めつつ:

  1. 今回の補正予算のうち真に必要な予算は簡素な給付措置や、すまい給付金など一部に限られ、多くは本来当初予算に計上すべき予算の前倒しや公共事業の積み増しにすぎないこと
  2. 復興特別法人税を1年前倒しで廃止する必要性が全く理解できないこと
  3. 公共事業への過度な依存により人件費や資材費が高騰していて、入札の不調・不落が増加しており、被災地の復興の歩みを遅らせる恐れがあること、そして
  4. 内閣自身が無駄だと判定して当初予算から削った事業の多くが、今回の補正予算で復活していること

などを理由に反対に回りました。

これで補正予算案が参議院に付託されてきましたので、明日、2月5日(水曜日)から参議院予算委員会での審議がスタートします。明日とあさっての丸2日間、NHKのTV中継入りでの審議ですので、ぜひお時間を見つけて審議をご覧下さい。私も予算委員ですので、TVでご覧いただけるかも知れません。

そして急きょ、今日の夕方に決まったのですが、2月6日(木曜日)の夕方行われる予算委員会の締め括り総括質疑で、私が質問に立つことになりました。残念ながらその時間はTV中継がないので、NHKではご覧になれませんが、いつものようにインターネット中継はありますので、ぜひそちらでご覧下さい。質問時間は、午後5時前後から約20分間です!(それ以前の審議状況によって大幅に時間が前後する可能性もあります)

連合政策要求実現2・4院内集会(インターンだより)

本日、連合による政策要求実現院内集会が行われました。

初めに、氏家代行から連合を代表しての挨拶があったあと、海江田民主党代表は民主党の今後の政策方針を中心に政府与党の現状の問題点を鋭く指摘し、

与党の強引な政治方針への危機感を訴え、連合との連携を強化する方針を改めて確認しました。

連合からは今国会における最重点法案(労働者派遣法改正案(仮称)を含む8法案)に関する考え方が説明され、

最後に神津連合事務局長の「がんばろう三唱」で民主党と連合が団結する気運を高め、院内集会は無事終了しました。