今年に入って初めてになると思いますが、超党派の有志議員で構成する「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」が2月27日(木曜日)に総会を開催し、私も事務局次長として出席してきました。
この日の総会には、初めて駐日ミャンマー大使が参加して下さって、ご挨拶をいただきました。大使は、民主化や経済・社会開発の取り組みなど、現政権の優先課題について報告され、両国間の交流が進展している状況と、ODAなど日本国民からの支援に対して歓迎と感謝の意を表されました。
その後の質疑応答では、参加した議員から次々と質問が出されたのですが、大使は一つ一つ丁寧に答えて下さいました。私も、カチン内戦の終結に向けた政府の決意についてお伺いしましたが、間もなく暫定停戦合意が結べるのではないかと期待しており、政府として早急に少数民族との政治的な和平交渉を開始したいと考えていると、非常に前向きな回答をいただきました。速やかにかつ着実に和平交渉が進むことを期待したいですね。
歴史的に、アウンサンスーチー女史をはじめとするビルマの民主化勢力を支援してきた議連だけに、大使も私たちの議連に正式に参加することには慎重な立場だったのではないかと思います。しかし、議連として現政権の民主化の取り組みを支持・支援していることも含め、最近の活動について前向きな評価をいただいたことが、この日の出席につながったことと思います。今後は、大使とも情報交換をさせていただきながら、引き続きミャンマーにおける民主化や和平交渉の進展に協力をしていきたいと考えています。