戦後69回目の広島、長崎の慰霊の日が終わりました。私も、短時間ではありましたが、8月4日(月)に情報労連主催の「広島ピースフォーラム2014」、8月7日(木)に「第25回長崎平和フォーラム」に参加して、全国からお集まりの仲間の皆さんと、今まさに平和を考え、平和を「創り、育てる」運動にみんなの力を結集することの重要性を訴えさせていただきました。
そんなとき、飛び込んできたのがこの報道!
なんと、広島の平和式典で挨拶した安倍総理の演説内容が、昨年のものとほぼ同じだったというのです。いや、そんな馬鹿な???と思ってネット上を探してみると、ありました。去年の挨拶文と比較してくれてるサイトが!
・安倍首相、「広島原爆の日」の挨拶 ”去年のコピペ”疑惑を検証する(The Huffington Post 2014.08.07)
いや、まさかの本当でした。思いを伝えるのに重要な、導入部と締めの部分が昨年とほぼ同じというのは、そもそも思いなんかこれっぽっちも込められていないと言われても仕方ないでしょう。
そして、広島は、挨拶文を用意した事務方のミスで、指摘を受けてさぞかし安倍総理もご立腹だろう、長崎はちゃんと思いを込めて挨拶をしてくれるだろうと思っていたら・・・
またしても同じだったんです!
・安倍首相「原爆の日」あいさつ、長崎でもコピペ? 被爆者から批判も(The Huffington Post 2014.08.10)
これではもう確信犯です。というか、「昨年と同じ感じで構わないから適当に作っておいてよ」というのが安倍総理のオーダーだったのでしょうね。そして、自分で思いを入れるために加筆修正することもなく(自分の実績を語るところは手をいれたのかも知れませんが・・・苦笑)、そのまま作文を読み上げただけなんでしょうね。
安倍総理のこの態度を見れば、集団的自衛権の行使容認問題で、「国民の命を守るために」を連発している安倍総理の言葉がいかに空疎、空虚なものかが分かるじゃありませんか! 多くの人が指摘をしているように、安倍総理は単に自分の政治信条(戦争のできる国? アメリカとの血の同盟を実現できる国?)を実現したいだけで、それ以外には何の思いもないのだと。今回のこの信じがたい行為は、まさにそのことを私たちに証明してくれたのではないでしょうか?
Unknown
「コピペ疑惑」「・・・苦笑」
およそ政治家の文章とは思えない幼稚なそれですね。
これが我々の代表者とは情けない限りです。
つまらぬ低レベルな批判をする暇があれば、安全保障環境の変化に対応して、如何に国民の生命・財産を守るか具体策を示して下さい。
(まあ党内でもいまだ集団的自衛権について統一見解を示せないのですから、無理ですかね・・・苦笑)
また、政策に関しては、政権批判も大事ですが、立法府に属す者として、己の個別具体的な政策を示したらどうですか。このブログのどこにそれがあるのでしょうか。
全く生産性のない安倍批判に終始している現実が、自民党の安泰に寄与している事に気付かないのは何故でしょう?為政者の仕事をして下さい。一納税者としては、歳費が無駄に使われない事を願うばかりです。