3月23日(水)午前、厚生労働委員会で石橋議員が60分間、塩崎厚生労働大臣に対して、下記の項目について質問を行いました。

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1)東電福島第一原発における事故収束作業に携わる労働者(作業員)の安全・健康管理問題について

今なお、廃炉に向けた見通しが立たない中、過酷な環境のもとで作業をされている労働者の安全・健康管理対策の一層の強化を求めましたが、現状自体を大臣があまり把握されていないようで、残念ながら議論が深まりませんでした。

2)平成28年度予算案における労働基準監督官及び需給調整指導官の人員体制強化と、指導・監督体制強化の効果・影響

あれだけの審議時間をかけて39項目もの附帯決議を付けてようやく労働者派遣法を昨年改正させたにも関わらず、派遣事業者の許認可にあたる需給調整指導官が来年度は、たった5名しか増えないことを大臣に質しましたが、限られた財源の中で精一杯努力したとの答弁しかありませんでした。

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3)保育所・施設の現状と保育士(保育人材)の処遇改善問題について

保育所(保育サービス)の類型が多様化するなか、そこで働く保育士の処遇や保育料の負担がどうなっているか、厚生労働省としてしっかり把握できているか確認しましたが、自治体まかせになってしまっていて、一億総活躍で50万人待機児童受け入れを増やすと安倍総理が掲げているのに、現時点でも内訳がないとの答弁に愕然としました。

更に、認可保育園の保育士の俸給法が3つの分類しかなく、しかも11年目から昇級がストップしてしまっている状況の改善を求めたところ、キャリアアップの仕組みをつくらなきゃいけないということについては問題意識を共有するという前向きな答弁をいただけました。まだまだ用意していた質問項目があったのですが、持ち時間がきてしまいここまでとなりました。

(報告者:田中秘書)