皆様、新年、あけましておめでとうございます。旧年中は、大変温かいご支援・ご声援をいただき、本当にありがとうございました。
振り返って見れば、2015年は本当に厳しく、激しい1年でした。そして何より、悔しいのひと言に尽きる1年でした。戦後70年の平和主義と立憲主 義を根底から覆す安保法案の強行採決、雇用の一層の非正規化と不安定化を招く労働者派遣法改悪案の成立・・・。さらに、安倍政治が進める金融・経済政策に よって、持てる者と持たざる者の間の格差が拡大し、社会的に弱い立場にある子どもたち、女性、若者、高齢者の暮らしが悪化し、貧困が拡がっています。それ を止めることが出来なかった、出来ていないことが、悔しくてならないのです。
本来、政治の役割とはなんでしょうか。憲法を遵守し、国民一人一人の権利を保障しながら、暮らしの安心を守り、希望ある未来を創っていくことではな いのでしょうか。そして何より、平和を守らなければ、国民の安心や安全を確保することはできません。戦争や紛争や暴力の原因となる貧困や格差、差別や搾 取、抑圧や社会的排除をなくし、社会全体のささえあいや助け合いの中で誰もが安心して暮らしていける社会をつくることこそ、政治の役割であり、今、私たち がやらなければならないことなのではないでしょうか。
しかし今、数の力に奢った政権が、国民の声を無視して、本来進むべき方向とは真逆の方向へと政治を進めています。このままでは、働く者の雇用の安定も、国民の暮らしの安心も、そして子どもたちの平和な未来までもが失われてしまいます。
だからこそ、今が、ここが、踏ん張りどころ、頑張りどころです。
今年、2016年は、政治を取り戻すための勝負の年です。1月4日から始まる第190回通常国会と、そしてその後に予定されている第24回参議院選 挙は、現政権の暴走に歯止めをかけるためにも、そして、働く者の安定と、生活者の暮らしの安心と、次代を担う子どもたちの平和な未来を守っていくために も、何としても負けられない戦いです。
私自身、皆さまの熱いご期待に応えるため、残された任期6ヶ月、全力で戦い抜いていく決意です。ぜひともこれまで以上のご支援とお力添えを頂きますことを心からお願いし、新年のご挨拶といたします。今年1年も、どうか宜しくお願いいたします。
2016年 元旦
参議院議員 石橋みちひろ