6月10日(水)の夕刻、私が事務局長をつとめる「非正規雇用労働者の待遇改善と希望の持てる生活を考える議員連盟(非正規対策議連)」の今年度第1回目の総会と勉強会を開催しました。
昨年11月に設立された当議連でしたが、12月の衆議院解散の影響や通常国会の対応等、複雑な政治状況の中でなかなか具体的な活動ができないままでしたが、ようやく勉強会の開催に漕ぎ着けました。また、勉強会の開催を機にあらためて全国会議員に入会を募ったところ、新たに13名の議員が参加してくれて、全体で65名のメンバーで取り組みを進めていけることになりました。嬉しいですね。
そして、祈念すべき第1回目の勉強会は、東京大学社会科学研究所の水町勇一郎教授をお招きして、「非正規雇用問題にどう対処すべきか?ー政治への提言ー」というテーマでご講演いただきました。水町先生には、日本の非正規雇用労働者の現状や欧米諸国の法規制の現状、そして日本の法規制の課題や政治への具体的な提言など、大変明快にお話をいただきました。
具体的な提言の中では、パートタイム労働者や有期契約労働者だけでなく、派遣労働者についても均等待遇原則(不合理な労働条件の相違の禁止)を法制度化することの重要性を強調されていました。そして、均等・均衡待遇の実現のために、社会保険制度上の優遇措置や公契約入札上の優遇など、何らかの経済的インセンティブの付与を政策上、検討すべきとの指摘は、今後の議連の活動にも大変参考になる提言でした。
出席された議員からも活発な質問、意見が出されて、有意義な勉強会となりました。率直に、超党派の国会議員で、雇用問題を真摯にかつ建設的に議論出来るって素晴らしいな〜と、この議連の良さ、存在意義をあらためて確認できた勉強会となりました。今後もしっかり活動していきますね!