3月17日(水)の午後、経済協力開発機構(OECD)議員連盟の勉強会が開かれ、元フィンランド首相で、現在、経済協力開発機構(OECD)事務局次長のマリ・キヴィニエミさんより「教育からの男女格差是正に向けて」というテーマでご講演をいただきました。

 

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講演の中でキヴィニエミ事務局次長は:

1)世界各国の経済統計を分析した結果、女性の学歴が高まるとGDP(国内総生産)も大きくなっていく傾向があることがはっきり出ており、中国とインドで未だに1億人もの女性が労働に参加していない状況は早急に改善していく必要があること

2)PISA(国際学習到達度調査)の結果は、学業成績の男女格差は生まれつきの能力差によるものではないことを示しており、両親・教師・政策決定者・オピニオンリーダーが一致協力して、子どもたちの未来の土台となる教育に取り組んでいく必要があること

などを強調されていました。

(報告者:秘書 田中)