本日、民主党の臨時党大会が開催され、新代表を選出するための選挙が行われた結果、岡田克也衆議院議員が新しい代表に就任することが決定しました。
今日の臨時党大会では、まず、長妻さん、細野さん、岡田さんの3候補からそれぞれ、決意を込めた最終演説が行われたのですが、いずれも素晴らしい訴えで、我々もうなずき、時には声援を送りながらしっかりと聞き届けました。3候補とも、民主党が「働く者、生活者、納税者、消費者の立場に立つ政党」であり、「共に生きる社会の実現をめざしていかなければならない」と強調してくれましたし、「民主党の立ち位置を明確にして安倍政治と対峙していくことが必要」であることを強く訴えてくれました。地方議員の皆さんや党員・サポーターの皆さんも含め、全員でその認識を共有することができたのではないかと思います。
投票の結果、岡田克也衆議院議員が新代表に選出されたわけですが、民主党として進むべき道を全員で確認することができて、とてもいい代表選挙だったと思っています。実際、私が参議院議員として国会に送っていただいてからの4年半で、今回がすでに5回目の代表選挙でしたが、過去の代表選挙を振り返ってもあまり政策論争が深まったという感じはありませんでした。だからかどうか分かりませんが、私自身、特定の候補者を今回ほど一生懸命に応援したということもありませんでした。
これまで繰り返し皆さんにもご説明してきましたが、今回の代表選では、なんとしても民主党が本来掲げるべき「中道リベラル」の旗を立てていい論戦をしたかったのです。思いを同じくする仲間たちが一つにまとまって行動したかった、という願いもありました。その意味で、あらためて今回、長妻さんが代表選に立候補してくれて本当に良かったと思っています。岡田さんと細野さんのガチンコ対決ではここまで議論が深まらなかっただろうし、これだけ話題になることもなかったかも知れないと思うからです。
特に、今日の演説でも岡田新代表が盛んに言ってくれたのですが、長妻さんが訴えた「格差の拡大を何とかしなければならない」という思いが共有されたことは今後につながるいい結果でした。さらには、原発・エネルギー政策や、集団的自衛権問題、そして沖縄の辺野古の基地建設問題なども、長妻さんが代表選を通じてしっかり問題提起してくれたからこそ、岡田新代表も認識を共有してくれたのだと思います。みんなで一つにまとまって頑張ろう!という形をつくることが出来たのも、長妻さんの立候補によって、3候補がそれぞれにいい議論をしてくれた賜に他なりません。
長妻さんを勝たせることが出来ず、残念ではありますが、頑張ってきて良かったな〜と、とても晴れ晴れした気分です。
昨年末からの取り組みの中で、ご支援いただいている皆さんにも多分にお騒がせしてしまった部分もあると思います。この場をお借りして、ご理解とご協力とご支援を頂いた全ての皆さんに、とりわけ、私からの要請や行動に応えて長妻さんを支援して下さった仲間の皆さんに、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
もちろん、本当の戦いはこれからです。岡田新代表の下、来る通常国会、4月の統一地方選挙、そして次なる国政選挙に向けて、「命と、雇用と、暮らしを守る政治」を一丸となって進めていかなければなりません。民主党が掲げるべき旗をしっかりとかかげ、一丸となって突き進んでいく、それこそが、民主党の再生・再建に向けた一番の近道であることを引き続き党内外で訴えていきます。
どうか引き続きのご支援を宜しくお願いします!