12月2日(火曜日)に公示された衆議院議員選挙も、早いものでもう9日目が終了。いよいよ終盤戦です。全国各地で、多くの皆さんがご奮闘中のことと思います。私も、公示前にお知らせしていた通り、全国各地を飛び回りながら民主党の仲間たちの応援に声をからしています。
多くの皆さんから「民主党、がんばれ!」「安倍政権の暴走を止めて!」と激励の声をかけていただきます。寒い中、わざわざ外まで出てきて手を振ってくれる方も大勢おられました。本当に嬉しく、胸が熱くなります。今の政治、安倍政治に対する不安や、懸念や、拒絶の思い、とりわけ、暮らしが悪化しているという現実的な問題が、私たちへの期待につながっているんだと思っています。そのご期待に何としてもお応えしなければなりません。
しかし新聞報道では、中盤戦でも「自民党圧勝の勢い」という見出しが踊っています。「なぜ?」という思いでいっぱいの方々も大勢おられると思います。確かに、どこの選挙区でも大変厳しい戦いを強いられていることは間違いありませんが、そこまでとは・・・。でも一番恐いのは、この報道によって「しらけ」や「あきらめ」ムードが拡がり、投票率がさらに低下してしまうこと。そうなれば、それこそ本当に報道通りの結果になってしまいますし、まさに安倍首相の「思うつぼ」になってしまいます。それじゃ悔しいじゃないですか!!!
今回の総選挙で、自民党が大勝し、安倍政治が「圧倒的な信任を受けた」という結果になってしまえば(安倍首相は必ずそう言うでしょう)、「この道」が続くことになります。では、「この道」の行き着くさきは一体どこなのでしょうか? 集団的自衛権の行使容認が、個別法の改正によって進められ、戦争ができる国になっていく? 労働者派遣法の改悪やホワイトカラーエグゼンプションの導入など、労働者保護ルールの改悪が加速し、雇用の非正規化や不安定化がさらに拡大していく? 年金給付の引き下げや、医療・介護の個人負担の増加など、社会保障改悪が進められて、高齢者の皆さんの暮らしが一層厳しくなる?
有権者の皆さんがそれを望んでいるとは到底、思えません。しかし、いわゆる無党派層が投票に行かなければ、結果的にそうなってしまいます。そうなってからでは、取り返しがつきません。
幸いなことに、選挙戦はまだ終わっていません。あと3日あります。声を上げましょう。行動しましょう。投票に行きましょう。そして、みんなが、とりわけ若い世代が投票に行くように呼びかけましょう。
若い世代の皆さん、ぜひ友人や周りの仲間に声をかけて下さい。「政治に無関心ではいられても、無関係ではいられません!」—選挙が終わってから、そして3年後、5年後に後悔することのないよう、今、行動しましょう。流れを変えましょう!
どうか、皆さんのお力をお貸し下さい。反転攻勢をかけるために、流れを変えるために、民主党に力を与えて下さい。私も、あと3日、最後の最後までがんばります!