今日の夕刻、参議院議員会館の会議室で、民主党の厚生労働部門と連合本部との共同勉強会を開催しました。この共同勉強会は、前期からスタートさせたもので、労働者や生活者に関わる主要課題について、認識の共有化を図るために開催しています。今期から、私が厚生労働部門の雇用担当主査になったため、民主党側の窓口として連合の皆さんと連携し、企画をさせていただきました。
今日のテーマは、「労働時間の現状と今後実現すべき法制度改革について」。具体的には、まず労働時間問題の現状と、労働時間規制の問題点について認識を合わせた後、今後、具体的にどのような政策的対応を行っていくべきか、という点について連合の考え方をヒアリング。特に、労働時間の上限規制や勤務間インターバル規制の導入、そして休日規制のあり方などについて、連合の考えを聞かせていただきました。
皆さんもご存じの通り、安倍政権は、労働時間の長さと賃金のリンクを切り離した新たな労働時間制度、いわゆるホワイトカラー・エグゼンプションを来年の通常国会で成立させるべく、労政審での議論を始めています。しかし、今まず優先すべきは、長時間労働に法的な歯止めをかけること。それなしにホワイトカラー・エグゼンプションを導入したら、労働時間が際限なく増加して、まさに過労死促進になりかねません。今日の勉強会では、欧州諸国の実状なども交えながら、本来あるべき労働時間規制について大変いい議論を行うことができました。 今後も定期的にこの連合との共同勉強会を開催し、民主党の労働政策に反映させていきたいと考えています。