3月7日(月)午後、標記会議が開催され、「労働移動支援助成金」を利用した企業のリストラ強要について、厚生労働省およびリストラされた当事者の方や支援してきた労働弁護団の皆さんからヒアリングを行いました。
この問題は、すでに報道されているとおり、王子ホールディングスの子会社で実施された人員削減で人材会社のテンプホールディングスの子会社が退職の指南と再就職支援の両方に関与して、王子が当該助成金を受け取っていたというもので、人材会社が退職者を作りだし国のお金で稼ぐ仕組みになってしまっています。
厚労省は、ようやくこれから調査をし、問題があれば指導していくとの回答でしたが、出席した議員からは、この問題は氷山の一角で、すでに13の人材会社で同様なことが行われているとの報道も出ており、早急に実態調査を進めるとともにこの制度の廃止を含めた抜本的な改革を求める厳しい意見が続出しました。引き続きこの問題を当部門会議で追及していくことになりました。 (報告者 田中秘書)