2月4日(火)朝8時より、私が事務局長を務める超党派の「ILO活動推進議員連盟」(高村正彦会長)の2014年度第1回総会が開催され、多数の議員の出席のもと、当議連2013年度の活動報告と会計報告が承認され、維新の会から谷畑孝衆議院議員、共産党から山下芳生参議院議員に新たに役員にご就任頂き、今年度の活動計画が承認されました。また、今年度の主なILOの活動及び重点事項について、厚生労働省の堀江国際課長からご説明があり、ILO労働側理事の桜田さん、ILO使用者側理事の松井さんからそれぞれコメントを頂きました。その後、正規非正規の労働者の処遇格差問題をめぐって、同一価値労働同一賃金の徹底を労使双方に求める意見や発展途上国に最低限の雇用基準を守らせるためにILOの活動をもっと支援すべき等時間超過するほど熱心な意見交換が行われました。今年度もしっかり活動していきます。

 

 

総会でご承認された  「ILO活動推進議員連盟」2014年度 活動計画

1.総会(年2回開催)

  • 6月下旬頃をメドに第2回総会を開催し、ILO総会(6月開催)の報告を受けるとともに、下半期の活動計画を協議します。

 2.定例勉強会(国会開会中、月1回程度開催)

  • 2014年度も、ILOの主要テーマに関する理解を深め合うと共に、議連としての取り組みを議論するため、継続的に勉強会を開催します。
  • 本年度、勉強会で取り上げるべきテーマを下記の通り提案します。なお、ILOが取り組みを行う新たな課題や、会員各位からの提案や要望等にも積極的に対応していくこととします。

1)未批准の中核条約「105号条約および111号条約」の批准促進に向けた取り組みについて(継続課題)

2)批准済みの中核条約、特に「87号および98号条約」や「100号条約」の日本国内における適用状況、提訴案件及びILOからの勧告等について(継続課題)

3)「持続可能な企業の振興」を推進するための取り組みと日本における課題について

4)「移民労働」に関する国際基準とILOの取り組み、日本の課題等について

 3.国際シンポジウム(年1回開催)

  • 2012年及び2013年に開催した国際シンポジウムが成果を挙げたことから、2014年度もILO駐日事務所、ILO協議会、ILO政労使理事(組織)、および関係諸団体との連携・協力により、ILOの主要テーマに関する国内論議を喚起する目的で、国際シンポジウムを開催することを検討します。

4.ILOとの関係・連携強化に向けた取り組み

  • 本年度も引き続き、ILO幹部・専門家来日時に、勉強会・意見交換会等を企画します。(随時)
  • ILO在籍日本人役職員との連携強化と活動支援については、日本の政労使団体と連携し、取り組みを行います。特に、今後も、ILOに対する日本からの人的貢献が拡大されるよう、政労使団体とも連携して働きかけを行います。
  • ILOがアジア太平洋地域等で実施する技術協力プログラムへの日本からの支援を応援します。
  • ILOが開催する国際会議、特に①アジア域内で開催され、日本が支援を行っているもの、または②日本にとって重要な政策課題が議題になっているものについて、ILO議連メンバーの派遣・参加を検討します。