今日から、参議院で安倍総理の施政方針演説に対する代表質問が始まりました。
(演壇に立つ神本議員。民主党HPより)
初日の今日は、民主党の神本美恵子議員がトップバッターで登壇。神本議員は(1)東日本大震災被災地の現状認識と復興の具体策、(2)特定秘密保護法への国民の不安に対する回答、(3)総理の靖国参拝などで海外から高まる批判と日中・日韓首脳会談実現への取り組み、(4)中東・アフリカ外交の目的、(5)人口減少の影響への認識と対策、(6)全国学力テストや教育委員会制度改革など文教政策に関する姿勢、(7)雇用規制緩和による雇用環境悪化への懸念にどう答えるか、などについて政府の方針を質しました。
われわれ野党席が大いに盛り上がった(ヤジと怒号で)のが、日韓関係に関して安倍総理が「ダボス会議でパク・クネ大統領の講演を聞きに行き、会場でユン・ビョンセ外相など韓国政府幹部とあいさつし握手をした」「私の方からは韓国に積極的に働きかけている….私の対話のドアはつねにオープンであり、両国にも同様の態度を求めたい」と答弁したとき。自らの言動が対話のドアを閉ざしていることには一切反省なく、それでドアを開けて入ってこないのは相手が悪いと言わんばかり。
衆議院の代表質問では、連立を組む公明党の井上幹事長までが「(中国や韓国との関係について)現下のこう着状態から脱却するため、『対話のドアは開かれている』という状態から一歩踏み出し、わが国からも具体的なアクションを起こすことが必要だ」と指摘しています。当然ですね。
また、今日の答弁で、靖国参拝問題に関する部分で突然、安倍総理の答弁が超早口になり、しかも小声でボソボソと弁解めいた内容の部分を一気に読み上げてしまう場面も。まったく異例かつ国会を馬鹿にしたような答弁なのですが、「聞こえないぞ〜!」という議場からのヤジに答えて「静かにすれば聞こえるはず」と開き直った安倍総理なのでした。
さて、参議院では明日、代表質問2日目が終日、行われます。民主党は、午後に、私の同期の江崎孝議員と徳永エリ議員が登壇します。応援宜しくお願いします!