いつも応援ありがとうございます。9月ですが残暑が厳しく、秋の便りが待ち遠しいですね!

さて、本日9月15日(金曜日)第44回日韓・韓日議員連盟合同総会が開催されました。

コロナ禍でしばらく両者の合同総会は開かれなかったのですが、昨年の秋、およそ三年ぶりに韓国で合同総会が開催されました。

今年の合同総会の会場は日本となり、本日、朝8時から合同議連の役員による合同運営委員会、11時から合同総会、午後1時半から約3時間の長丁場で各委員会での熱のこもった議論が行われ閉会しました。

ちなみに、各員会では毎年数個の議題が事前に設定されており、石橋議員が委員長を務める「社会・文化委員長」の今年の議題は以下の3つでした。

1.韓国人元BC級戦犯の名誉回復のための共同の努力について

2.ユネスコ世界記憶遺産「朝鮮通信使」の新たな価値の掘り起こしと価値向上のための日韓の協力について

3.映画祭等の開催など映像文化交流による文化的好感度・交流を高めるための日韓の未来志向的な協力について

これらの議題に関し、韓国側と議論を行い、共同声明が作成されました。

閉会式では、韓国側の社会・文化委員長を務めたイ  チェイク議員と日本側の社会・文化委員長を務めた石橋議員と共に、共同声明を発表しました.。

共同声明では、

1.両国の議員連盟は、韓国人元BC級戦犯の名誉回復の問題について、早期に解決ができるよう日韓両国で立法措置を含めた具体的な取組みを進めることとした。加えて、日韓両国間に横たわる歴史問題を解決するために、被害を訴える当事者の名誉と尊厳が回復されるように「日韓パートナーシップ宣言」の趣旨に基づいて、相互互恵の精神でともに努力をすることとした。

2.両国の議員連盟は、ユネスコの世界記憶遺産として登録されている「朝鮮通信使」の新たな価値を発掘し、朝鮮時代通史にわたる遺産登録をめざすことも含め、近代以前の日韓の交流史の研究を促進し、日韓両国民間に両国の歴史、文化の相互理解を深められるよう、国地方、官民さまざまなレベルでの取組みを強化することとした。

3.また、両国の議員連盟は、映像コンテンツや音楽が日韓両国民、特に若年層の相互理解や友好促進に重要な役割を果たしていることを再確認し、映画祭や音楽イベントの開催等を通じた映像文化・音楽分野での未来志向的な協力をさらに推進していくことで一致した。

 

第44回日韓・韓日議員連盟合同総会を通して、両国間の連携強化・促進を図ることで未来的志向の下で日韓関係の更なる改善に向け努力してまいります。

日韓関係は政治や経済、歴史や文化をどの立場から見るかによって大きく違ったものになり、そんな両国の関係の今後を多角的な視点で捉えいきたいと思います。